出版月報 2022年3月号

[特集]文庫本市場レポート2021
●販売金額は4.2%減の831億円
●TikTok、仕掛け販売で
●既刊のヒット相次ぐ

【特集の概要】
2021年の文庫本の推定販売金額は、前年比4.2%減で9年連続のマイナスとなった。20年はカミュ『ペスト』(新潮文庫)をはじめ、名作や既刊の売れ行きが健闘した。コロナ禍2年目となる21年は厳しい状況にはあるが、こうした既刊の売れ行きは引き続き堅調で、さらにTikTok を中心としたSNSによって売れ行きに火が付くケースが見られた。仕掛け販売、新装版の刊行、カバー替えなど自社で保有する財産をどのように有効活用していくか、既刊の販売増を各社が工夫している。
最新の文庫本市場をデータと出版各社への取材を基にまとめた。 (久保雅暖)

【その他コンテンツ】
● 出版傾向
書籍・雑誌の最新トレンドを解説
● 書籍のジャンル別売れ行き良好書リストと売れ筋のポイント
● Books Radar
書籍分野のトピックスと新刊情報
● Magazine Radar
新雑誌の売れ行き動向を分析
● Magazine & Multimedia Information
創・休刊誌一覧/ムック/コミックスの売れ行き良好書ランキング
● 電子出版
電子ストアの売れ行き良好書ランキング
● News File
出版業界の出来事をダイジェストで紹介
● 出版統計
月次の推定販売額・返品率、書籍・雑誌の部門別統計(新刊点数・発行部数・発行金額・平均価格)など
(2022年3月25日発行・B5判・48頁)
  • 2,200円(税込)