出版月報 2022年10月号

[特集]出版物の価格を考える
●運賃、用紙代高騰で
●出版物価格上昇は不可避


【特集の概要】
総務省が9月20日に発表した8月の消費者物価指数(2020年=100、値動きの大きい生鮮食品を除く)
は前年同月比2.8%上昇と、消費増税を除くとバブル景気直後の1991年9月以来30年11カ月ぶりの上昇
率となった。今年はロシアのウクライナ侵攻による資源価格の高騰や円安の進行でエネルギー関連や食料価
格を中心に、消費者向けのあらゆる商品やサービスが値上げを余儀なくされている。
出版業界も例外ではない。物量の減少に伴う運賃負担の上昇が続くほか、今年に入ってエネルギー関連の
上昇によって用紙代が急高騰。出版物の価格に転嫁せざるを得ない状況が続いている。
改めて出版物の価格は他の産業と比べてどのような位置にあるのか。各省庁発表の指標や弊所発表の平均
価格の推移などを振り返り、出版物の価格について考えたい。 (水野敦史)

【その他コンテンツ】
● 書籍のジャンル別売れ行き良好書リストと売れ筋のポイント
● Books Radar
書籍分野のトピックスと新刊情報
● Magazine Radar
新雑誌の売れ行き動向を分析
● Magazine & Multimedia Information
創・休刊誌一覧/ムック/コミックスの売れ行き良好書ランキング
● 電子出版
電子ストアの売れ行き良好書ランキング
● News File
出版業界の出来事をダイジェストで紹介
● 出版統計
月次の推定販売額・返品率、書籍・雑誌の部門別統計(新刊点数・発行部数・発行金額・平均価格)など
(2022年10月25日発行・B5判・44頁)
  • 2,200円(税込)