季刊 出版指標 2024年冬号

【お詫びと訂正】『季刊 出版指標』2024年冬号8頁で発表した23年12月期の休刊誌に誤りがございました。『TV fan九州版』は休刊誌に含まれません。従って休刊点数・休刊部数は下記の通りとなります。お詫びして訂正いたします。

【8頁】
【誤】 休刊点数は同30点減の65点と大幅に減少。
【正】 休刊点数は同31点減の64点と大幅に減少。

【56頁】
【誤】
2023年1〜12月期累計
休刊点数 65点(増減率▲31.6%)、休刊部数 84.9万冊(同▲42.8%)
2023年10〜12月期 
休刊点数 14点(同▲22.2%)、休刊部数 11.0万冊(同▲43.6%)
2023年12月期 
休刊点数 3点(同▲57.1%)、休刊部数 4.1万冊(同41.4%)

【正】
2023年1〜12月期累計
休刊点数 64点(増減率▲32.6%)、休刊部数 83.9万冊(同▲43.5%)
2023年10〜12月期
休刊点数 13点(同▲28.0%)、休刊部数 10.0万冊(同▲49.0%)
2023年12月期 
休刊点数 2点(同▲71.4%)、休刊部数 3.1万冊(同6.9%)


[第1特集]2023年 出版物発行·販売概況
●紙+電子市場は2.1%減
 紙は6.0%減。文芸、学参は健闘
 電子はコミックが牽引し6.7%増

【特集の概要】
2023年の紙+電子の出版市場は前年比2.1%減の1 兆5,963億円。2 年連続で前年割れとなった。内訳は紙(書籍+雑誌)が同6.0%減の1 兆612億円。電子は同6.7%増の5,351億円。電子は伸び率こそやや鈍化したが、引き続き堅調な成長を示した。一方、紙出版物では、書籍は文芸・学参のジャンルは健闘したが全体では同4.7%減、雑誌は定期誌をはじめ、全ジャンルで厳しい状況が続いている。紙+電子市場の占有率は紙が66.5%、電子が33.5%。出版市場の3 分の1 を電子が占めた。(原)

[第2特集]2023年 電子出版市場
●電子出版市場は6.7%増の5,351億円
 コミック7.8%増、書籍1.3%減、雑誌8.0%減

【特集の概要】
2023年(1〜12月期)の電子出版市場は前年比6.7%増の5,351億円。
コロナ禍の巣ごもり需要は完全に終息し、物価高など紙市場・リアル書店は逆風が続く中、電子市場は引き続き高い成長率を示した。電子出版における占有率は、コミックが9 割を超えた。(原・柴田)

[第3特集]書店活性化ツールとしての分冊百科
●活発な創刊と定期刊行で、
 読者と店舗を結ぶ紐帯に
 シニア層向け企画とともに若年層開拓も進行

【特集の概要】
雑誌の市場規模が年々縮小してゆくなか、分冊百科(パートワーク)は市場を活気づけている。創刊雑誌が激減するなかで、分冊百科は活発に新企画が市場に投入され続けている。書店にとっては読者の来店動機につながる重要なアイテムである。順風とは言い難い雑誌市況下で、読者をひきつける秘訣は何か。読者層や形式にはどのような変遷が見られるのか。近年の状況をレポートする。 (林 朋廣)

【その他コンテンツ】
● 書籍・売れ行き良好書
● Mook Ranking
● Comic Ranking
● Books Trends
書籍分野のトピックスや新刊情報
● Magazine Trends
雑誌分野のトピックスや売れ行き動向分析
● 創刊・休刊・刊行変更一覧
● 電子出版
電子ストアの売れ行き良好書ランキング
● 業界動向
News File、出版業界の主な出来事
● 出版統計
推定販売額・返品率、書籍・雑誌の部門別統計(新刊点数・発行部数・発行金額・平均価格)など
(2024年1月25日発行・B5判・85頁)
  • 4,400円(税込)